もう一度見たいドラマ
こんばんは。ももちゃんです。
今日はお題機能とかいうものを使ってみます。
お題スロットというスーパーシンプルなガチャで出てきたのは、
『3年B組金八先生』に小学生・中学生の時に夢中になっていました。
私の世代にドンピシャなのは第5〜7シリーズです。
個性際立つな生徒たちのキャラクターが魅力的で面白かったし、何より強烈だったのはこれでもかって程生々しく描かれていた社会問題。
いじめ、引きこもり、トランスジェンダー、覚醒剤乱用、自殺未遂、
あとは妄想妊娠とか性の授業とか。
下手すると学校の道徳の授業より考えさせられました。
母親を刺して逃げ、アメイジンググレイスをBGMにパトカーに乗り込み後部座席から泣きながら金八先生を振り返る兼末健次郎。
女である自分がイヤで、高い声の出る喉に自らフォークを突き立てる鶴本直。
覚醒剤に手を出し、幻覚などの症状を抑えられずクラスメイトの前で床に溢れた水を舐める丸山しゅう。
個人的に印象に残っているのはこの3つのシーンです。
当時の私にとっては非常にショッキングでした。ニュースで「中学生が親を殺傷」とか「覚醒剤を使用」なんてキャスターが読む原稿そのままに聞いていましたが、ドラマとはいえ現場を見せられると、背筋がゾクッとしました。
どういう気持ちで行動に出てしまうのか、周りの人間はどうするのか、全部引っくるめて恐かったです。
でも、目を逸らしてはいけないことのように思いました。
いつもニュースとか授業で伝え聞いていることが「決して他人事ではない」と訴えられているようでした。
3Bの生徒たちだって、本来は当時の私と同じ一般の中学生。それが、ちょっとしたことをきっかけに大事件の当事者だったり関係者になってしまう。そんなメッセージが役者の皆さんの体当たりの演技から伝わってきました。
問題が起こる度に、土足どころか力ずくで鍵こじ開ける勢いで生徒の心に突っ込んでいく金八先生も勿論印象的でした。
でも、やっぱり思い出すのは生徒たちの悲しそうな顔だったり怒りに燃えてる表情ばかりです。
今の年齢になってじっくり観るとどこの目線から自分が入り込むのか気になります。
もしかしたら単純に懐かしさを感じるだけになるかもしれませんが、もう1回観たいですね。
あ、そういえば作中で3Bの生徒が踊っていた『南中ソーラン節』は私も小学校の時に踊りました。
余計に親近感があったのはソーラン節のお蔭でもあるかもしれません。